
ミステリーの元祖、「シャーロック・ホームズ」に関しては、昔から何度も映画化やドラマ化がされてきました。
私は中学の頃、学校図書館でシャーロック・ホームズの「バスカービル家の犬」を読んで夢中になり、それ以降、長編4篇、短編集もすべて読んだ記憶があります。
シャーロキアン、とまでは行かなくても、今でもホームズ物は映画でもドラマでも、ついついチェックしてしまいます。でも、なかなか納得できる作品に出会うことがないんですよね。
と思っていたら、また新しいホームズ物が登場しました!しかも、有名になる前のホームズ。19歳のホームズを描いた「ヤング・シャーロック」です。
19歳のシャーロック・ホームズ登場!
「ヤング・シャーロック オクスフォード事件簿」は、Amazon Prime Videoで2026年3月4日に全8話一挙配信されました。
原作はアンドリュー・レーンのヤング・シャーロック・ホームズ小説シリーズ。19歳のシャーロックがオックスフォード大学で最初の事件に巻き込まれる「前日譚」です。
まだ荒削りで規律もなく、推理より行動が先走る若きホームズが、ロンドン・パリ・コンスタンティノープルを駆け抜ける。若くて身軽なので、なにしろ、走る走る!
長年のホームズ愛好家としては、「19歳のホームズ!?」という感じにはなりますが、テンポの速さ、背景に使われている音楽の選曲。いつもとは違う感性を刺激されているようで、けっこうクセになるかも。。
「ヤング・シャーロック」の主要登場人物
「ヤング・シャーロック」の登場人物を紹介します。
シャーロック・ホームズ:ヒーロー・ファインズ・ティフィン(Hero Fiennes Tiffin)
アフターシリーズや、ハリー・ポッターで幼少期のヴォルデモートを演じた俳優。
ジェームズ・モリアーティ:ドナル・フィン(Dónal Finn)
この作品最大の特徴のひとつ。まだ宿敵になる前の「親友」として登場し、ふたりの友情と対立の芽が物語の軸になっています。
そもそも、この設定が斬新です。冒頭の部分から、このドラマがどういう方向へ行くことになるのかが想像できますね。
サイラス・ホームズ(父親):ジョセフ・ファインズ(Joseph Fiennes)
化学兵器開発をたくらむ今シーズンの黒幕。ジョセフ・ファインズは顔は似ていないけれど、あのレイフ・ファインズの弟です。
ジョセフ・ファインズの映画は何本か見た記憶があるのですが、今回の父親役では、なんとなく顔に見覚えはあるもののジョセフとは気が付かず、思わず検索してしまいました ^^;
マイクロフト・ホームズ:マックス・アイアンズ(Max Irons)
コーデリア・ホームズ(母)/ナターシャ・マケルホーン(Natascha McElhone)
サー・ブケファルス・ホッジ:コリン・ファース(Colin Firth)

撮影裏話:現実の甥と叔父が、劇中でも親子に
「ヤング・シャーロック」でホームズを演じるヒーロー・ファインズ・ティフィンが、
父親役のジョセフ・ファインズの実際の甥であるということは前述しました。
ジョセフ・ファインズは6人兄弟の末っ子で、長男がレイフ・ファインズ、
ヒーローの母親はマーサといい、ファインズ兄弟の上から4番目です。彼女は映画の監督やプロデュースに携わっているようです。
俳優として活躍しているのは、レイフとジョセフですが、他の兄弟も映画や音楽に関係のある仕事をしている人たちがいて、アーティストの多い家族のようですね。
私の記憶に残るホームズたち
シャーロック・ホームズの冒険 Jeremy Brett版 (Granada, 1984〜1994)
イギリスITVが制作した、原作に最も忠実とされるシリーズ。ジェレミー・ブレット(Jeremy Brett)の鋭い眼光と神経質なほどの細部へのこだわりが、コナン・ドイルのホームズをそのまま体現しています。
知性と気難しさ、そして孤独——原作の「影」の部分まで丁寧に描いており、シャーロキアンから長年「決定版」と称されている。
ホームズの映像化はいろいろあるけれど、私も個人的にはいまだにジェレミー・ブレット版が一番です。
「シャーロック」BBC Sherlock(2010〜2017)
スティーヴン・モファットとマーク・ゲイティスが創作した現代ロンドンを舞台にしたリメイク。カンバーバッチが演じるホームズは、スマートフォンを駆使する「高機能ソシオパス」として再解釈されています。
映像的には画面上にテキストを飛ばすなど革新的な演出が話題を呼んだけれど、カット割りの速さと情報量の多さが「忙しい」印象を与えることも。
ガイ・リッチー映画版 シャーロック・ホームズ(2009/2011)
ロバート・ダウニーJr.主演、ジュード・ロウがワトソンを演じたアクション寄りの映画2作。ヴィクトリア朝の設定は保ちながらも、格闘・爆発・テンポの速い編集が前面に出たエンタメ路線。
今作「ヤング・シャーロック」と同じガイ・リッチーが手がけており、あのスピード感と勢いはそのまま受け継がれている印象です。
個人的にもう一つ加えるとすると、こちら・・
「エレメンタリー・ホームズ&ワトソン」です。
エレメンタリーが今までのホームズ物と大きく違う点は、ワトソンが女性であること。
この思い切った設定が、ただ犯罪を解決していくというミステリーとしての流れだけでなく、人間ドラマとしても、深みを与えてくれているように感じます。
詳細はこちらをご覧ください。
まとめ:ガイ・リッチーの選曲センス
実は、この「ヤング・シャーロック」を見ようかどうしようか迷っていました。
ガイ・リッチーの映画版も、全部を丁寧に見ていないんですね。
私的には、謎解き(ミステリー)というよりアクション映画という印象だったので。
なので、今回も同じような目まぐるしい映像展開が予想されて、ほんとに迷っていました。
でも、一度くらいは流して見てみようと、例のごとく、手元に新しく編み始めるためのベスト用の毛糸を用意して、ほとんどBGMのような感じで見始めたんです。
流し見なので、映像部分は見ないところもあったけど、バックに流れる音楽がけっこう引っかかり、最後まで見てしまいました。
1870年代のオックスフォードに、ブラックサバスってどういうこと?!
サバスは挿入歌だけれど、ほかにもカサビアンというバンド(今回初めて知りました)
の曲が効果的に使われていて、ドラマを見終わってから集中して聞くようになりました。
グランジの匂いがしつつも、どこか明るくて躍動感があり、ニルヴァーナが好きな人なら、たぶん、ハマります。
ガイ・リッチーの映像はなかなかクセがあって好き嫌いが分かれるところですが、音楽に関しては確信犯的な選曲のセンスがあるのかもしれませんね。

ベストの後ろ身頃、ここまで編めました!


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