
ドラマ「ニュー・トリックス」の副題に「退職デカの事件簿」とあるように、刑事としてはいったん退職をした者たちを、再度、あらたな部署UCOSに集め、未解決事件の捜査をさせる、という内容のイギリスの刑事ドラマです。
このドラマ、ホントにイギリスっぽい!
イギリスらしいユーモアと、ちょっぴり皮肉のスパイスが効いた、成熟した大人のちょっとコミカルなミステリーです。
”ニュー・トリックス″というタイトルの意味
タイトルの「ニュー・トリックス」は、英語のことわざから来ています。
“You can’t teach an old dog new tricks” (老いた犬に新しい芸は教えられない)
日本語でいえば「老犬に新しい芸は仕込めない」、つまり「年をとったら新しいことは覚えられない」という意味のことわざです。
私は「ニュー・トリックス」よりも、副題の「退職刑事の事件簿」の方が内容に直結していたので、こちらで覚えていました。でも、全シリーズを見た後に、「ニュー・トリックス」ってどういう意味なんだろうと思い調べてみると、英語のことわざだということが分かったわけです。
やっぱりイギリスっぽい。
このスパイスが効いているから、ただコミカルでゆるい犯罪ドラマ、ってわけじゃないんですよね。
このスパイスが効いているから、ただコミカルでゆるい犯罪ドラマ、ってわけじゃないんですよね。
「ニュートリックス」は、どんなドラマ?
ドラマのタイトル「ニュー・トリックス」はこのことわざを逆手に取ったもので、「定年退職した老刑事たちが、時代の変化に戸惑いながらも新しいやり方を身につけていく」という物語のテーマをズバリ表しています。皮肉とユーモアが効いた、いかにもイギリスらしいタイトルセンスですよね。
「ニュー・トリックス」は、ナイジェル・マクレリーとロイ・ミッチェルが制作したイギリスのテレビ警察コメディドラマで、BBC Oneで放送されました。2003年3月27日にパイロット版が放送され、2004年4月1日から正式なシリーズがスタート。2015年10月6日に全12シリーズをもって終了しました。
このドラマは、ロンドン警視庁の架空の部署「未解決犯罪・未決事件捜査班
(UCOS:Unsolved Crime and Open Case Squad)」の活動を中心に描いています。
現役の女性警視・サンドラ・プルマンが人質救出作戦の失敗により未解決事件担当部署へ左遷させられ、わずかな資源とバックアップもない状況で3人の元刑事を部下に招集することになります。
しかし時代は変わっており、新しい仲間たちはそれぞれ問題を抱えています。
ジャック・ハルフォードは亡き妻の死を引きずり、ブライアン・レーンは強迫症気味で薬漬け、
ジェリー・スタンディングはかつてのようなモテ男ではなくなっていました。
そんな老齢の退職刑事たちを束ねるのが、女性警視のサンドラ。
このサンドラと、ジャック、ブライアン、ジェリーが織りなす、平均年齢ちょっと高めの犯罪ドラマ。
犯罪ドラマなのに、ほとんど緊張感なく見られるのは、芸達者な俳優人たちの軽妙な掛け合いの演技のなせる業なのでしょう。

UCOSの面々―キャラクターとキャストを紹介
UCOSのメンバーと彼らの経歴を紹介します。
サンドラ・プルマン警視:アマンダ・レッドマン/Amanda Redman
シリーズ1〜10
UCOSの初代リーダーで、チームで唯一の現役警察官、当初は唯一の女性でもありました。ロンドン警視庁のエリート刑事でしたが、人質救出作戦中に犬を誤射してしまったことでキャリアが停滞し、不本意ながらUCOSの責任者となります。
シリーズ1〜10
UCOSの初代リーダーで、チームで唯一の現役警察官、当初は唯一の女性でもありました。ロンドン警視庁のエリート刑事でしたが、人質救出作戦中に犬を誤射してしまったことでキャリアが停滞し、不本意ながらUCOSの責任者となります。
ジャック・ハルフォード元警察本部長:ジェームズ・ボラム/James Bolam
シリーズ1〜9
ジャック・ハルフォードはチームで最も位階が高い退職者で、かつてサンドラの上司でもあった彼女の非公式なメンターです。轢き逃げ事故で深く愛した妻・メアリーを亡くし、その死の真相を追い続けています。温和で穏やかな人物ですが、ときに激しい怒りを見せることもあり、被疑者を動揺させて自白を引き出すのが得意です。
シリーズ1〜9
ジャック・ハルフォードはチームで最も位階が高い退職者で、かつてサンドラの上司でもあった彼女の非公式なメンターです。轢き逃げ事故で深く愛した妻・メアリーを亡くし、その死の真相を追い続けています。温和で穏やかな人物ですが、ときに激しい怒りを見せることもあり、被疑者を動揺させて自白を引き出すのが得意です。
ブライアン・レーン元警部:アラン・アームストロング/Alun Armstrong
シリーズ1〜10
通称「記憶屋ブライアン」。細部への鋭い注意力と過去の事件・捜査官についての驚異的な記憶力を持ちます。自転車で移動することが多く、社会性に乏しく風変わりで、回復中のアルコール依存症と強迫性障害を抱えています。捜査情報を得るために非合法な手段を使うことも多く、その奇妙な行動がしばしばトラブルを招きます
シリーズ1〜10
通称「記憶屋ブライアン」。細部への鋭い注意力と過去の事件・捜査官についての驚異的な記憶力を持ちます。自転車で移動することが多く、社会性に乏しく風変わりで、回復中のアルコール依存症と強迫性障害を抱えています。捜査情報を得るために非合法な手段を使うことも多く、その奇妙な行動がしばしばトラブルを招きます
ジェリー・スタンディング元巡査部長:デニス・ウォーターマン/Dennis Waterman
シリーズ1〜12(途中まで)
本名ジェラルド・レストレード。スミスフィールド市場の肉屋の息子として生まれ、父親と折り合いが悪く姓を変えました。コックニー気質を誇るロンドン子で、賄賂を一切拒否したことから「最後の男(Last Man Standing)」というあだ名がついています。昔気質の刑事で、犯人を捕まえることに情熱を燃やしていましたが、汚職の疑いをかけられ上官の顎を殴り退職しました。
シリーズ1〜12(途中まで)
本名ジェラルド・レストレード。スミスフィールド市場の肉屋の息子として生まれ、父親と折り合いが悪く姓を変えました。コックニー気質を誇るロンドン子で、賄賂を一切拒否したことから「最後の男(Last Man Standing)」というあだ名がついています。昔気質の刑事で、犯人を捕まえることに情熱を燃やしていましたが、汚職の疑いをかけられ上官の顎を殴り退職しました。
シーズン9以降にキャストが大幅に変わっていきます。
2012年にジェームズ・ボラムが降板してデニス・ローソン(Denis Lawson)が後任に。2013年にはアラン・アームストロングとアマンダ・レッドマンが相次いで降板し、それぞれニコラス・リンドハースト(Nicholas Lyndhurst)とタムジン・アウスウェイト(Tamzin Outhwaite)が後任として加わりました。
2012年にジェームズ・ボラムが降板してデニス・ローソン(Denis Lawson)が後任に。2013年にはアラン・アームストロングとアマンダ・レッドマンが相次いで降板し、それぞれニコラス・リンドハースト(Nicholas Lyndhurst)とタムジン・アウスウェイト(Tamzin Outhwaite)が後任として加わりました。
最後に:女性ボス・サンドラの魅力
老齢の元刑事たちを率いて、未解決の事件を解決に導くボス。
サンドラは妙齢の肉食系女デカです。
不倫相手の恋人から別れを告げられた時、かなり動揺するも、男が復縁を迫ると
「結局、仕事のできる女が好きなのよね」と言って拒絶する。
たしかに、良い役職に就いて、部下を仕切り、バリバリ仕事をする女刑事なんて、
ある種の男性には相当魅力的に映るのかもしれません。
同性から見たら、相当カッコいい。
洞察力もある。決断も速い。感情が内にこもらない、上手に爆発できる。
自立している(当然!)。ブロンドにブルーアイズの女性にしてはたくましいイメージ。
でも、ときどきとても美人に見える。
それが、サンドラの魅力です。


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